平成30年度の活動 Copy of 西多摩リハビリテーション研修会



西多摩リハビリテーション研修会は1989年より、多摩地域のリハビリ関連職種に対して、講演会や症例検討会を開催している団体です。

令和6年2月7日    症例検討会の演題名をアップしました。
令和6年2月7日    第3回定例講演の開催報告をアップしました。
令和6年1月6日    第3回定例講演の案内をいたしました。
令和5年10月10日  第2回定例講演の報告をいたしました。
令和5年7月4日    総会ならびに第1回定例講演の開催報告をアップいたします。
令和5年7月4日    令和5年度総会ならびに第1回定例講演が閉会したしました。
令和5年6月15日   令和5年度総会ならびに第1回定例講演が開催されました。



平成30年度総会 第1回定例講演開催報告

テーマ「臥床の生理学」
講師:小川 真司 先生 公立福生病院 リハビリテーション科 医師(リハ専門医)
座長:植松 博幸 先生 公立福生病院 リハビリテーション科 科長 理学療法士
日時:平成30年6月11日(月曜日)

時間:19:00~20:30
場所:公立福生病院
会費: 年額3,000円
第1回定例講演

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 第1回定例講演においては、公立福生病院でリハビリテーション医としてご活躍いただいております小川真司先生にお越し頂き、「臥床の生理学」というタイトルで廃用(機能障害)による生理的変化、合併症状などをご講演していただきました。当日は114名(会員78名、非会員36名、学生2名)の方が参加され、会場は満席の盛況ぶりでした。講義は生理学的現象を中心にお話いただきました。臥床の継続で活動量が低下することによって起こる身体の機能障害を筋骨格系、呼吸器系、循環器系に分けて、見た目から分子レベルまで説明いただきました。「廃用症候群」という診断名の患者様の約2割に錐体外路症状があり、機能障害だけでなくその周辺症状にも注意が必要である。という内容が印象的でした。診療報酬上、必ずと言っていいほど関わることになる廃用症候群についての講義を聞くことができて大変有意義な時間となりました。(文責 公立福生病院 野々村達也)

 平成30年度総会

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多数のご参加ありがとうございました。昨年度の事業報告、会計報告、今年度の事業計画及び新役員の任命、新会長挨拶等の全ての議案が滞りなく可決されました。参加者の皆様、議長団の皆様ありがとうございました。

第2回定例講演

日時:平成30年8月21日(火曜日)
時間:19時~20時30分
テーマ:「お食い締めの観点から学ぶ食に対するアプローチや考え方」
講師:牧野 日和 先生 愛知学院大学 心身科学部 健康科学科 講師 言語聴覚士
座長:高橋 匠 先生(ユーアイビラ)
場所:公立福生病院
開催後記

 第2回定例講演においては、愛知学院大学でご活躍されております言語聴覚士の牧野日和先生に遠路はるばるお越し頂きまして「お食い締めの観点から学ぶ食に対するアプローチや考え方」というテーマでご講演して頂きました。当日は61名(PT29名、OT12名、ST12名)(会員36名、非会員25名)の方が参加され、多職種が集まり大変盛況でした。講義内容は「お食い締め」を通して摂食嚥下のアプローチ、みとり期の在り方、死生観、さらには先生の豊富な経験と熱い思いのこもった事例紹介と先生御自身のお父様との経験談を話して頂きました。大変充実した講演であり、印象深いお話が多い中で特に印象的だったのが、牧野先生が患者様が亡くなられた後にそのご家族様に涙を流して関わられたというエピソードでした。リハ職として患者様とその家族様に関わる上で大事な心構えや姿勢について深く考えさせられました。また、科学的な視点と人生史を見る視点が重要とのお話も印象的でした。思いだけでなく根拠をしっかり持って関わることの重要性も改めて認識しました。聴講された参加者の方々にもきっと強く印象に残る講演であったと思います。(文責 大久野病院 木住野善章)
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第3回定例講演                  

テーマ「多職種連携実践とIPE(多職種連携教育)」
講師:大嶋 伸雄 先生 (作業療法士)首都大学東京健康福祉学部作業療法学科 教授
日時:平成30年10月19日(金曜日)

時間:18:30~20:30
場所:公立福生病院 1階多目的ホール
座長:長谷川辰男先生 帝京科学大学医療科学部作業療法学科 准教授

大嶋 伸雄 先生の主な著書

1.明日の在宅医療(第7巻)チームアプローチを基盤とした在宅医療の人材教育、中央法規、2008
2.患者力を引き出す作業療法、三輪書店、東京、2013
3.認知症高齢者の心にふれるテクニックとエビデンス、紫峰図書、2006

第3回定例講演 開催報告

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 第3回定例講演には多職種連携において第一線でご活躍されている大嶋伸雄先生にお越し頂き、「多職種連携実践(IPC)と多職種連携教育(IPE)」というタイトルでお話頂きました。講演と症例を通してのグループディスカッションを行いグループごとに発表なども行いました。当日は55名(会員45名、非会員10名)の方が参加され、会場は活気溢れ大盛況ぶりでした。講義は多職種連携とは何かということを日本と世界との相違点などを比較していただきながら説明していただきました。地域包括ケアシステムの発展に伴い、多職種連携の本当の意味を理解して連携、協働していくことが大切であると強く訴えておられました。症例に対するアプローチを多職種で話し合う実践の場となったグループディスカッションでは、専門性を捨てて客観的に多角的に症例を捉えていくことを求められ、今までにない目線で症例を捉えていく貴重な体験となりました。日々の臨床で多職種の専門性を理解しながら連携を図っていこうと考える良いキッカケとなりました。(文責 公立福生病院 野々村達也)

日時:平成 31 年 2月 7日( 木) 18:30~20:
会場:公立福生病院 1階多目的ホール
参加人数 :84 名(会員 49 名、非会員 名、非会員 名、非会員 35 名)

発表演題

演題 1 合意目標形成後に,自信が持てず消極的なった症例に対する目標達成までの関わり

医療法人財団利定会 大久野病院 作業療法士 村野花奈

演題 2 記憶・注意障害を呈した症例に対するアプローチ~ 独居生活目指メモリーノートの用記憶・注意障害を呈した症例に対するアプローチ~

医療法人社団三秀会 羽村三慶病院 作業療法士 原島来実

演題 3上腕骨大結節折に神経麻痺を合併した症例に対し、「効果器としての手」の獲得図った―症例「趣味であるラーメン巡りの獲得を目指して」

医療法人社団 永生会 南多摩病院 作業療法士 向山 渉

演題 4 混合性ディサースリアに対して発話速度の調整法と構音訓練を行った症例 混合性ディサースリアに対して発話速度の調整法と構音訓練を行った症例

医療財団法人暁 あきる台病院 言語聴覚士 藤野 森也

演題 5 両片麻痺患者の屋内杖歩行自立を目指して

医療法人社団三秀会 医療法人社団三秀会 青梅三慶病院 理学療法士 田中未来乃

演題6 失調・斜頚を呈していた症例の理学療法の検討

医療法人社団永生会 永生病院 理学療法士 末木遥

演題7 足浴、衣服の着脱といったセルフケアで歩行能力を認めた症例

医療法人社団KNI 北原リハビリテーション病院 理学療法士 藤森駿介

演題8 腰部脊柱管狭窄症術後に生じた腰背部痛に対する理学療法介入について

医療法人社団永生会 永生クリニック 理学療法士 清家 星



過去の活動