令和5年度の活動 Copy of 西多摩リハビリテーション研修会



西多摩リハビリテーション研修会は1989年より、多摩地域のリハビリ関連職種に対して、講演会や症例検討会を開催している団体です。

令和6年10月31日  縦断的症例報告会の開催報告をアップしました。
令和6年10月18日  縦断的症例報告会についてアップしました
                 ⇒LinkIcon症例報告会チラシ
                 ⇒LinkIcon申込みフォーム
令和6年6月6日    令和6年度総会の委任状について⇒LinkIcon総会委任状
令和6年6月6日    令和6年度第1回定例講演の申し込みはこちらからお願いいたします⇒LinkIcon参加申し込み
令和6年6月6日    令和6年度第1回定例講演についてアップしました⇒LinkIcon令和6年度第1回定例講演フライヤー
令和6年2月7日    症例検討会の演題名をアップしました。

令和5年度は定例講演を3回、症例検討会を1回開催いたしました。
参加者数は定例講演では

250_80_orange.png令和5年度 総会 第1回定例講演

日時:令和5年6月15日(木曜日)
総会         18:00~18:30 
第1回定例講演  18:35~20:00
場所:オンライン(ZOOM)
第1回定例講演テーマ

 「病態メカニズムに基づいたペインリハビリテーションの基礎知識」

講師:重藤 隼人 先生(理学療法士)

京都橘大学 健康科学部 理学療法学科 助教

参加登録者数 85名

第1回定例講演 開催報告
~研修後記~

 第1回定例講演には京都橘大学、健康科学部理学療法学科助教授である重藤 隼人先生に「病態メカニズムに基づいたペインリハビリテーションの基礎知識」というテーマでオンラインにてご講義いただきました。重藤先生には疼痛メカニズムを図や表を用いて大変わかりやすく講義いただきました。主観的な情報である「痛み」を科学的に客観的に捉える方法を身体メカニズムのミクロな部分までご教授いただき、後半では様々な評価バッテリーをご紹介頂きました。当日はオンライン上にて80名を超える方が接続いただき、参加してくださいました。講義の中では慢性疼痛をもつ患者様は身体知覚異常が起きていることや情動が痛みに影響していることがあるとあり、日々の診療の中で痛みを多面的に捉えるために新たな発見がありました。捉えにくいために軽視されがちである患者様が持っている疼痛をより理解するための情報が詰め込まれている内容となっているように感じました。また、リハビリテーションの介入の実際では、痛みの程度が改善したかどうかではなく、生活動作が改善したのかを重要視するべきであるということも大変勉強になりました。大変貴重な講演を受けて、講義終了後の先生への質疑応答も非常に活発に行われました。当日参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。(文責 公立福生病院 理学療法士 野々村達也)


Bias09.gif令和5年度 総会

日時:令和5年6月15日(木曜日)
時間:18:00~18:30 
場所:オンライン(ZOOM)
令和5年度 総会開催報告

 今年度も昨年に引き続き、オンラインでの総会開催となりました。多数のご参加と委任状により総会成立することができました。ご協力ありがとうございました。議案は前年度の活動報告と会計報告、今年度の活動計画、新旧役員の交代、規約改定について執り行われ、すべての議案が賛成多数により可決されました。(文責 大久野病院 作業療法士 木住野善章)

diary_bg_red.jpg令和5年度第2回定例講演

日時 令和5年10月10日(火曜日)
時間 18:00-20:30
場所 オンライン(ZOOM)
テーマ 拘縮のメカニズムとポジショニング
講師 田中義行先生 株式会社大起エンゼルヘルプ
参加登録者数 86名

第2回定例講演 開催報告
~研修後記~

 令和5年度 第2回定例講演は株式会社大起エンゼルヘルプ 介護事業部部長補佐の田中義行先生をお招きして「拘縮のメカニズムとポジショニング」というテーマでオンラインにて講演して頂きました。当日はオンライン上にて約80名の方が参加されました。講演では実際に田中先生が介入された臨床場面の様子を画像と動画を用いて紹介して頂き、多くの症例の方の介入前後の変化、実際に表情や姿勢が変化されている様子を大変分かり易く説明してくださいました。田中先生の講演の中で拘縮ケアは自分で出来ることが増えることを実感してもらうことが大事という言葉が大変印象に残りました。つい拘縮と聞くと機能面のみに介入してしまいがちですが、機能面だけでなく活動参加にもしっかり目を向けて介入していくことの重要性を再認識させて頂きました。今回の講演を通して私だけでなく西多摩地域で拘縮ケアに悩んでいる多くのセラピストの方々が同じような思いを感じられたのではないかと思い、大変有意義な研修会であったと思います。
(文責 大久野病院 木住野善章)

diary_bg_red.jpg令和5年度第3回定例講演

日 時 令和6年1月19日(金曜日)           
時 間 18:30-20:00                   
場 所 オンライン(ZOOM) 
テーマ 「心臓リハビリテーションへの第一歩 ~臨床でセラピストが知っておきたいポイント~」             
講 師 蓮沼 雄人先生 所沢ハートセンター
参加登録者数 81名

第3回定例講演 開催報告
~研修後記~

令和5年度 第3回定例講演は所沢ハートセンターで理学療法士としてご活躍されております蓮沼雄人先生をお招きして「心臓リハビリテーションへの第一歩 臨床でセラピストが知っておきたいポイント」というテーマでオンラインにて講演して頂きました。当日はオンライン上にて約80名を超える方が参加されました。講演では心臓リハビリテーションの基礎からエビテンスに基づいた具体的なアプローチを蓮沼先生のご経験も踏まえてお話しして頂きました。私自身、心臓リハビリテーションという言葉に苦手意識を感じながら実際の臨床現場ではより効果的なアプローチに伴なう運動負荷量の程度に悩みながら介入しておりました。講演を通して、負荷量に対する具体的な指標や評価方法、さらに患者指導まで幅広く知ることができました。講演後の質疑応答では時間いっぱいまで多くの質問が上がり、参加者の皆様の心臓リハビリテーションに対する関心の高さを感じました。また、蓮沼先生の理学療法士として心臓リハビリテーションに携わっていく姿勢や熱い想いが随所で伝わり、同じリハビリテーション職としてとても良い刺激を受けました。参加された皆様も同じように感じられた方が多くいらっしゃったのではないかと思います。
(文責 大久野病院 木住野善章)

diary_bg_red.jpg令和5年度 症例検討会

日 時:令和6年2月8日(木曜日)
時 間:18時30分~20時35分
場 所:オンライン(ZOOM)
参加登録者数 77名
発表演題

演題①
右大腿骨頸部骨折を呈した症例 〜荷重率に着目して〜
医療法人財団 暁 あきる台病院
理学療法士 岡部侑真 先生

演題②
術後起立動作の獲得に難渋した,両股関節拘縮のある人工膝関節全置換術症例の理学療法経験
医療法人社団仁成会 高木病院
理学療法士 若月遥香 先生
演題③
重度の失語症に対し移乗動作の介助量軽減のために医療療養病棟にて理学療法介入を行なった脳出血後の一例
医療法人社団永生会 みなみ野病院
理学療法士 佐藤海生 先生
演題④
軽度認知症を伴う運動器疾患患者との関わり 〜ICFと習慣に視点を向けて〜
医療法人社団永生会 みなみ野病院
作業療法士 宮井香菜子 先生
演題⑤
危険場面の対応策や環境整備を行い、職員間で共有を行った事で一般浴へ移行できた事例
医療法人財団利定会 大久野病院
作業療法士 土方優花 先生
演題⑥
非言語課題を通してコミュニケーション意欲が向上した全失語の症例
医療法人社団三秀会 羽村三慶病院 言語聴覚士 石原亮 先生
演題⑦ バランス障害を呈する大腿骨転子部骨折術後の症例に介入して学んだこと
〜関節可動域制限により自助具の導入を行った事例〜
青梅三慶病院
作業療法士 江黒成裕 先生
演題⑧
長期臥床により廃用症候群を呈した症例〜立ち上がりに着目して〜
医療法人財団 暁 あきる台病院
理学療法士 新川竜也 先生
演題⑨
Machado-Joseph病を既往に持つ右メゾヌーヴ骨折術後免荷から部分荷重時期の移乗動作獲得に向けての工夫
医療法人社団仁成会 高木病院
理学療法士 新井悠斗 先生

~研修後記~

今年度もオンラインでの症例検討会の開催となり、当日は70名を超える方が参加されました。今年度は9演題と例年よりも多くの発表があり、演者は6施設からPT5名、OT3名、ST1名の先生方となりました。オンライン上にて司会と座長の進行により第一部、第二部、第三部とつつがなく執り行われました。発表後の質疑も活発に行われ例年同様に大変盛況となりました。症例検討会を通して西多摩地域の各施設の取り組みやお互いの顔を知る機会にもなり、本会が地域交流の場にもなったのではないかと思います。(文責 大久野病院 木住野 善章)

過去の活動